4 9つのプラクティス
4.1 専門家が知っていること
内容
成功するための開発メソッド、原則は1つということはないと考える。
あのとき上手くいった方法もとある条件下ではうまくいかないということもある。
しかし、成功するためにはそのときどきで、共通理解、共通のプラクティス、共通語彙が必要なことは確か。
改めて共通認識として持つ必要があるのは、レガシーコードが様々な理由で生まれるのは、品質にフォーカスしていなかったから、ということ。
ソフトウェアはビジネス拡張の役割を担うのと、バグ修正する場合も開発時とリリース後ではリリース後の方が修正コストが100倍かかると言われている。
だからソフトウェアは変更可能であることが重要だし、そのための品質を保つことが重要。
専門家たちは品質を保つ方法と、ソフトウェア開発は品質に力を入れることは、長期的にも短期的にもあまりコストがかからないことを知っている。
著者が見てきた最速級のエンジニアは、品質にフォーカスし、きれいな状態を保っていたからこそ早かった。
学び
- ソフトウェア開発では、品質と生産性はトレードオフではなく、シナジー関係にある。
- 高い品質を作るには相応のスキルがいる。
学びを活かすアイディア・行動
- 質を高めるプラクティスの学習と実践