14.3 まっすぐで狭いところを歩く
内容
プラクティスで効果を上げるには、プラクティスの目的を理解して実践するのが早道。
目的を理解しないと、習得するのに12か月以上もかかったり、効果的にできなかったりする。
開発者の最大の見過ごしの1つは、エンティティを正しくモデル化しそこなうこと。
それがメソッドを置く場所をわからなくさせ、わかりにくいコードになり、バグを生む。
そして問題が起きてから後手後手に「火消し」をするようなスパイラルにつながる。
先手先手で進むにはじっくり考える必要があり、遅くてもいけない。
テストファースト開発では、テストを書くことは正しい理解をすることが含まれ、コードの正しさを担保する役割も持つ。そして創発設計しながらさらに理解を深め、モデル化していく。
ソフトウェア開発は先手先手で正しく進むことが難しいが、テストファースト開発はそれをするための1つの方法と言える。
学び
- TDDは先手先手で正しく進むための方法の1つ
学びを活かすアイディア・行動
- 簡単な案件をペアプロでTDDする。