レガシーコードからの脱却 まとめ – 13.1
13.1 投資か負債か? 内容 ソフトウェアを一度作ったら、もう、ほぼ作り直しは必要ないという考え方がある。ひと昔前、クラウドサービスが当たり前でない時代では、バグ修正の適用が今よりも難しかったので、確かにその要素が強かったかもしれない。 しかし、今は違う。多くのサービスはクラウド化しており、機能追加やバグ修正されたサービスはすぐに適用できる。世界の変化にソフトウェアが適用し続けることがしやすくなっているのだ。そんな中、世界が変わり続け、ソフトウェアが変わずにいると、いずれソフトウェアは価値を提供できなくなる。だから、ソフトウェアは時代に合わせて変更可能にしておくことが重要なのだ。 ソフトウェア開発にも先送りにしていい問題と悪い問題があるが、技術的負債はほとんどの場合、累積して対応が難しくなっていくため、早期に解決しながら進めていきたい。 たとえば、その観点で担当エンジニアを誰にするかを話すとき、保守フェーズに入ったからといって開発担当したエンジニアを簡単に変えることは一概に得策とは言えない。 学び ソフトウェア開発において、人は簡単に変えるべきではない。 人にとっても、その人の主観において、続けがいを感じる仕事でなければなければならない。 学びを活かすアイディア・行動 サービスにアサインしてもらう人の能力と動機のマトリクスを作り、担当割当のための設計をする。